コンセプト

田代工務店の家づくり

家づくりには様々な視点がありますが、弊社では次の4つの【 い 】を大切にしています。

いきなり地震や台風に遭っても動じない、心強い構造

弊社では室内空気の質に影響しないように合板を用いず、筋違いで耐震性を確保します。家の強度は耐震3等級、耐風2等級とし、令46条による壁量&バランスチェック、品確法による壁量規定チェック(床、壁、接合部)を行い、構造部材のサイズは許容応力度計算により決定します。そして設計通りに施工されているかを自社検査と指定確認検査機関による検査により確認します。

いつまでも美しくて頼りがいのある柱・梁

頑丈な構造を支える柱や桁梁は、高知県の四万十町で作られる杉の減圧乾燥材、もしくは兵庫県丹波市春日町で作られる杉の中温乾燥材を使用します。どちらも割れがほんの少し入りますが、焦げた臭いがなく自然の木の香りがしますし、木肌もきれいな色目を保っています。

いつもおいしい空気の家

健康的で安心な住まい作りは、子供やお年寄りを基準に進めていく必要があります。また、自然素材でもアレルギーの原因になることがあるので、どう感じるのか?建築前に自分の五感を研ぎ澄まして体験してみましょう。アレルギーの対策は、使用面積が多い壁、床、天井または滞在時間が長い寝室、LDK等から順に検討しましょう。
断熱力は家の内外の温度差を大きく保つための【温度差のダム】です。そこには断熱性能と気密、換気、空調が密接に関係し、暑さ寒さに加えて結露、換気量、冷暖房の効率等まで考慮した計画が必要となります。

いまからでも間に合う

日本の省エネ基準の最高ランクは23年間ほとんど変わっていませんでしたが、世界的な脱炭素の流れの中で等級5・6・7が新設され、2022年10月1日から施行されています。
イニシャルコストと30年間のランニングコストのトータルコストは"ZEH基準"が最も安くなると言われていますが、今後のエネルギーの価格上昇を見込むと"HE AT20 G2グレード"あたりがバランスが良さそうに思えます。

右の円グラフ「家庭における用途別エネルギー消費量の割合」を見ると、冷暖房が占めるエネルギー量は思いのほか少なく感じられるのではないでしょうか。断熱性能だけにとらわれずに、「躯体の断熱化」「日射の取得(冬)と遮蔽(夏)及び風通し」「地域・敷地環境をふまえた家や植栽のプランニング」「ヒートポンプに代表される設備の高効率化」「太陽光発電等による創エネ」等マクロな視点での判断が必要です。

『明日の子供たちのために美しい地球とうまく付き合っていきたい』と思います。